北見市議会は、令和4年12月7日の定例会で重要な議題について議論した。特に、常呂川河口遺跡の出土品が重要文化財に指定される見込みであることが喜ばれた。
文化審議会はこの遺跡の価値を認め、指定へ向けた動きを加速している。市長の辻直孝氏は、文化財指定は地域の文化・歴史を大いに高めるものであり、教育や観光にとっても大きなプラスになると期待を寄せている。特に、来年1月には東京国立博物館での展示計画があり、地域の誇りを全国に示す機会となる。
次に、カーリングチーム「ロコ・ソラーレ」の国際的な成功についても触れられた。選手たちはカナダで開催されたパンコンチネンタル選手権で初代王者に輝き、市民からは熱い関心と支持が集まっている。市はスポーツ施設の環境を整えて、選手たちが全国で活躍できるよう支援している。こうした活動が、地域の観光促進や関係人口の増加につながることが期待される。
さらに、市はオンライン授業を含むデジタルトランスフォーメーション(DX)推進にも力を入れている。新設されたDX推進室には、デジタル技術を駆使した学びの機会の拡張が期待され、オンライン授業を受けることができる環境を整えるための業務量調査や研修が進められている。
国道39号の安全対策についても取り上げられた。市は住民からの強い要望に応え、通行の危険性を軽減するための取り組みを行っている。特に留辺蘂地区の交通安全対策では、網走開発建設部との連携を図りながら、道路環境の向上に努めていると報告された。
最後に、私は新型コロナウイルス感染症やエネルギー価格高騰対策に関しても市民の支援を続けていると答弁し、議会としても様々な施策を検討しているとのことだった。こうした状況において、振興策の一環として北見市の中小企業や住民の利益を守るため、市も新たな支援策の検討が進められている。