北見市議会は令和4年第1回定例会を開催し、主要な議案を審議した。
会議では、教育委員会委員や公平委員会委員、監査委員の任命に関する議案が上程された。
市長の辻直孝氏が各委員の任命理由を説明し、質疑が行われた後、議案は異議なく可決された。
特に、教育委員会委員の堀澤美貴氏については、来る4月25日をもって任期満了となることから、再任の同意を求められた。
この議案に対し、市長は「市民の教育環境を改善するための努力が期待される」と強調した。
また、公平委員会委員の選任について、市長が再度櫻井健太郎氏の選任を提案。
これも質疑なしで原案が可決され、議会の合意形成が進んでいる。
監査委員に関する議案でも、伊東隆志氏が再任されることで決定した。
市長は「透明な財政運営を見守る役割を果たすことが重要だ」と述べ、監査の重要性を訴えかけた。
さらに、令和3年度北見市一般会計補正予算につき議案も提出され、補正額が16万円増となることが説明された。
この補正により、予防接種に関する健康被害救済給付費用が計上される。
議案第26号においては、国民健康保険法の改正に伴い、医療給付費分の保険料賦課限度額の引き上げなどが提案され、審議の結果全会一致で可決された。
この日、意見書案および決議案も審議された。
介護職員の処遇改善を求める意見書が提案され、これもスムーズに可決されるなど、関連側の強い意志が感じられた。
ウクライナ問題を扱った決議案については、国際情勢への対応として、議会全体が強い関心を寄せていた。
北見市議会は、上述の議題を全て議了し、今後の市政運営に向けた方向性を示した。