令和5年第2回定例北見市議会が、7月6日に開催された。議会では、重要な人事案件や施策について審議が行われた。
まず、議案第18号として人権擁護委員候補者の推薦が提案された。市長の辻直孝氏が、田中順子氏の任期満了に伴い、新たに土田美登里氏を推薦する理由を説明した。議会では異議がなく、土田氏の適任者として認める決議が採択された。
次に、第一農業委員会及び第二農業委員会の委員の任命に関する議案が一括上程された。市長が、信田直哉氏をはじめとする第一次農業委員会の23名、及び菅原精一氏を含む第二次農業委員会の27名を任命するよう提案した。この議案も特に意義のある意見がなく、全会一致で原案が可決された。
意見書案としては、第4号が「特別支援学校・学級等への教員等の適切な配置を求める意見書」であり、第5号が「ゼロカーボン北海道の実現に資する森林・林業・木材産業施策の充実・強化を求める意見書」である。これらの意見書案も異議なく可決され、関係機関への送付が決定した。
また、北見市の子ども医療費の無料化を中学校卒業まで拡充することを求める請願も議題に上がり、福祉民生常任委員会への付託が承認された。具体的な実施策の検討が期待されている。
閉会に際して、監査報告が行われ、すべての案件が完了したことを受けて、議会は午前11時27分に閉会した。これにより、市民にとっても重要な課題が進展することが期待される。