令和元年10月10日に北見市議会の定例会が開催され、全28名の議員が出席した。特に議案第1号から議案第11号まで、及び議案第13号から議案第19号までの18件が議題に挙げられた。
まず、議長の高橋克博氏が会議を開会し、全員出席が確認された。続いて、会議録署名議員の指名が行われ、宮沢祐一郎議員と鑓水欽三議員が指名されたことが報告された。
議案審査では、総務教育常任委員会の委員長、長南幸子議員が、重要な質疑とその結果を報告した。特に、令和元年度北見市一般会計の補正予算が重要な課題であり、その防災対策費や地方創生戦略の検証について多くの質疑があった。長南氏は、防災車両の装備や平常時の用い方についての質問に対し、具体的な答弁を期待すると述べた。
次に、福祉民生常任委員会の委員長、川島章則議員が、特別養護老人ホーム移転のための用地買い戻しに関する質疑を報告した。国の指導に従った団体との協議が必要であると強調し、安全性と土地開発基金の活用について問題提起した。
産業経済常任委員会では、議案第1号の補正予算が原案通り可決されることを受け、菊池豪一議員が事前公表による入札に対して否定的な発言をし、透明性の確保と公平な競争の重要性を訴えた。この意見に対し、議会全体の意識が問われると考えられる。
また、建設上下水道常任委員会からの報告では、議案第10号の建築基準法施行条例の改正についても具体的な説明がされ、詳細な内容が明らかにされた。
議事の締め括りとして、今後の決算審査のため、6日間の休会が決定されたことが議長から告げられた。議長は、会期を通じての議員たちの意見や市民の声を真摯に受け止めていきたいと述べた。