令和3年第1回北見市議会が開会した。
本会議では、市長の辻直孝氏が令和3年度の市政執行方針について述べ、主に新型コロナウイルス感染症への対策を挙げた。
市では、医療体制の充実や感染防止対策の強化に取り組む姿勢を示し、地域の医療従事者への感謝を表明した。また、経済対策としても、特別定額給付金の支給や飲食店支援策を進めていることを強調した。
さらに、教育行政方針について、教育長の志賀亮司氏は、ICT教育を強化し、子どもたちの学びの環境を改善する施策を発表した。
特に、通信技術の進展に伴い、学校と地域社会の連携を強化する方針を打ち出し、信頼される教育の実現を目指す考えを示した。
令和3年度の一般会計予算は707億2,000万円とされ、前年対比約9.4%減少した。
新型コロナウイルス対応や教育、福祉を重視した予算編成が伺えた。
また、特別会計については後期高齢者医療特別会計が計上されたが、歳入の見込みに若干の不安が残るという見解も述べられた。
市民の生活に直結する介護保険や健康保険の体系を見直し、今後も必要な施策を進めていく姿勢が伺える。また、代々受け継がれてきた地域の文化や伝統を再認識することも強調され、地域を支える人々の力に期待が寄せられた。