令和3年第1回北斗市議会定例会が3月12日、開催された。
会議では、市長からの補正予算案に関する提案が重要なテーマとなった。以下の内容が、幾つかの新たな政策提案とともに議論された。
まず、議案第41号では、令和3年度の一般会計補正予算について説明があった。この補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策の一環で、地域経済の活性化を目指す施策が盛り込まれている。池田達雄市長は、「ほくと飲食店等応援クーポン券の第3弾を実施し、市民の皆様の暮らしを守る切れ目のない対策を講じていく必要がある」と述べた。
また、小規模事業者持続化支援金として、3億4,820万円を追加計上することも提案され、これにより、売上が減少した市内の事業者を支援する方針が示された。この施策に関しては、売上減少率に応じ10万円から50万円の支援金が支給されることになる。
続いて、議案第42号では、国民健康保険事業特別会計の補正予算も議題に上がった。こちらでは、傷病手当金の支給にかかる経費を追加計上することが決定され、これは新型コロナウイルス感染の影響を受けた対象者に向けた支援として機能される予定である。
議会では、様々な意見が出され、議案についての質疑も行われたが、順次原案通りに可決されることが期待される状況となっている。また、議会改革に関する調査研究の進捗も話し合われ、それに基づく新たな提案や見直しも多くの議員から提案された。
この定例会を通じて、北斗市議会は市民の暮らしに直結する問題に対し、迅速に対応し、施策を進める姿勢が見受けられた。市長をはじめとした議員たちが市民の声に耳を傾け、持続可能な地域社会の実現に向けて動かなければならないとの認識がより強まった。