令和2年第4回定例会が開催され、議員たちは重要な議題について活発な議論を行った。
西村議員は、待機児童問題に対して現在の状況を尋ねた。市長の池田達雄氏は、現在、保育所等の待機児童は存在しないものの、潜在的待機児童が51人いることを明らかにした。特に、ゼロ歳児の保育需要が高まっているという現状も懸念された。結局、保育所定員の引き上げや、保育士の人材確保を図る施策が今後さらに重要になると市長は強調した。さらに前田治議員は、実際に地域からの不満がある事例を挙げ、保育士の確保に向けた具体策を求めた。
次に、コロナウイルス対策についても議論が行われた。髙村智議員は、特に新規入所者に対してのPCR検査導入を提案したが、課長の田中宏氏は、状況を見て検討していく必要があると述べた。市では既に感染予防を徹底しており、特に高齢者施設では新規入所者を対象に一定の隔離措置を取る方針であることが説明された。
市長は「感染防止と市民の日常生活の両立が重要です」と述べ、地域経済活性化策に関しても今後の取り組みを強調した。新型コロナウイルスに対する施策の再確認として、今後も市と市民の協力が不可欠であることが再度認識された。