令和3年9月22日、北斗市議会は第3回定例会を開催した。注目される議題は、令和2年度の各会計決算認定である。今回、議案は、一括で認定を議題とし、経過報告がなされ、結果的に全ての決算が原案通り可決された。
決算審査特別委員長を務める秋田厚也氏は、決算の詳細について質疑応答を経て報告した。特に、経費の支出に関連する事業について、前回の審査からの変更がないことを強調した。議会は一連の経費について、透明性の保持を求め、審議を進めていた。
また、選挙関連の議案も多く、特に公費負担に関連する条例の改正が話題となった。こちらについては、選挙運動用ビラの公費負担を可能にする改正案であり、今後の選挙運動における財政的支援の重要性が議論された。これにより市長選挙から施行される見込みである。
更に、北斗市健康センターの管理運営に関する条例改正も提案された。温泉水の使用に関しても新たな規定を設けることが目的で、より利用者に優しい環境をつくるために施行日が設定されている。この点についても、議員たちがその目的を理解し賛成意見が見られた。
そして、今後の北斗市議会のICT化についても、別途調査特別委員会を設置し、さらなる運営効率化を目指していくことが決定された。これらは災害対応や議会の運営に役立つものであると期待されている。
意見書案も上程され、特にコロナ禍による厳しい財政状況への対処や地方税財源の充実を求める意見書が可決された。議員たちは、地域の財政を守るための多様なアプローチを必要とすることに合意した。