令和2年度北斗市の予算案が、北斗市議会において可決された。
本会議は、日程第2において令和2年度一般会計予算や各特別会計予算を一括して審議し、議長の提案により、委員長の報告に対する質疑を省略の上、討論なしでの採決に移った。予算審査特別委員会の白戸昭司委員長が「全員異議なく、原案のとおり可決すべきものとした」と報告したことが影響を与えたものと考えられる。
この後、令和2年度の介護保険条例の一部改正案も可決されたが、これは消費税引き上げに伴う軽減措置を盛り込んだものだ。
さらに、北斗市体育館や柳沢スキー場における指定管理者の指定も議題に上がり、北斗スポーツクラブが再指定される方針が固まった。指定期間は令和2年から令和5年までの3年間となる。
また、北斗市の手数料徴収や駐車場条例も見直しが行われ、受益者負担や市の運営効率が考慮された改正が進められることが確認された。北斗市は駅周辺の活性化を目指し、駐車場の無料時間を拡大する方向で取り組む。
この日の議会では、教育委員会委員の選任や人権擁護委員の推薦に関しても審議され、問題なく進行したが、議会改革の推進に関する調査特別委員会の設置決議案が提案された際には、無会派の議員との関係性を巡る質疑もあった。「市民の声をきちんと反映するために、無会派議員が特別委員会に参加できるよう配慮するべき」との意見もあったが、結果的に委員数の確保に関連して賛成多数での決議が行われた。
このように、社の方針に基づいた議会運営が実施されたことで、北斗市議会は今後の行政運営における透明性や参加性の向上を図ることを目指している。市民の生活に直結する議題が数多く揃ったこの定例会は、重要な節目となったと言える。