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北斗市定例会、子育て支援や観光施策の議論が続く

北斗市で開催された令和5年第1回定例会では、子育て支援、介護保険制度、観光施策についての質問が交わされ、地域密着型の取り組みが重要視される。
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令和5年3月1日の北斗市第1回定例会において、市の取り組みについての一般質問とその回答が行われた。子育て支援や介護保険制度、観光施策での新たな展開についての意見が交わされた。

初めに、1番の仲村千鶴子議員が子育て支援に関する質問を行い、少子化の進行を受けた見守り訪問の取り組みについて説明を求めた。これに対し、池田達雄市長が、北斗市では妊娠期から出産にかけた相談支援を進めていると強調した。特に、待機児童の問題や家事支援員の確保についての課題が議論された。市は、2024年に施行される子ども基本法に基づく施策を進めることを示唆した。

次に、中学校部活動の地域移行についての質問が行われた。前田治議員が、部活動の地域移行に向けた市の取組みと今後の計画について質問した。教育長の永田裕氏は、地域移行に伴う課題を挙げつつ、教員の負担軽減を図るための施策が必要であると述べた。地域へ移行することで、学校と地域の協力体制を構築し、部活動をより充実させる狙いがあることが説明された。

さらに、介護保険制度に融和の話題もあった。髙村智議員は、介護保険料の推移について厳しい現状を訴え、特に高齢化の進行が今後の課題であると指摘した。これに対し、保健福祉課の田中宏課長は、第9期計画に向けての対策や予防への取り組みを強調した。特に高齢化率の上昇に伴い、予防施策を重視し、介護度の高い方への給付負担軽減を目指す姿勢が語られた。

観光施策についても質問があり、今後の観光誘致策を尋ねる声が上がった。市長は、コロナ禍の影響で実施が制約されているものの、プロモーション活動を強化し、地域の資コットン文化のプロモーションを行っていると述べた。音楽のまちとしての特色を活かし、市民参加型のイベントを促進する考えも示された。具体的には、上磯中学校の吹奏楽部が全国大会での活躍により、大学生の興味を集めることに寄与している点が評価された。

議会では、全体を通じて、各議員から多くの貴重な意見とアイデアが出され、北斗市の地域特性を生かした具体的な施策の必要性が浮かび上がった。地域密着の支援体制や文化の活性化が今後の課題として影響を与えるだろう。

議会開催日
議会名令和5年3月定例会(第1回)
議事録
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