令和元年第４回定例会が12月4日に開催され、一般質問では少子高齢化問題やスポーツ施設の未来について重要な議論が行われた。今回の会議では、議員からの質問に対して池田達雄市長が詳細に答弁している。
特に髙村智議員は、少子高齢化と人口減少の問題について質問した。髙村議員は、人口が減少している中で、かつて合併時に提言された数値による予想が実現していないことを指摘した。また、富と貧困の格差も広がっているとし、市長に今後の施策や方向性を問いかけた。池田市長は、少子高齢化が進行する中での人口減少への対応策を強調した。彼は、「人口減少の速度を抑える取り組みが必要だ」とし、北斗市のまち・ひと・しごと創生総合戦略について言及した。
さらに、髙村議員は北斗市のスポーツ施設の現状についても質問を行い、特に新たにオープン予定のフットボール場の影響や、現在の施設の耐用年数と今後の改修計画について市長に尋ねた。市長は、現在のスポーツ施設の状況と将来的な管理方法について説明し、充実した教育環境の提供と、より健康的な街づくりを目指す方針を示した。
また、ピロリ菌検査と予防接種に関する問題も取り上げられた。髙村議員は、過去5年間でピロリ菌検査を受けた人数の統計を求めた。市長は実施状況を説明し、今後の対策について言及した。
他の質問として、新関一夫議員が幼児教育・保育無償化に関連する施策の詳細や、潜在的な待機児童の問題について指摘した。市は無償化施策に伴う保育士の確保が難しい現状を踏まえ、解決策を検討する姿勢を示した。また、非常勤職員の待遇改善についても議論され、現在の職員構成と処遇について検討が必要であるとの認識が示された。