令和5年12月6日に開催された北斗市の定例会では、2つの主要なアジェンダが議論された。参加議員各自はそれぞれの意見を交わし、特に子育て支援と除排雪に関する質問が多く見受けられた。
最初に、13番の髙村智議員が発言に立ち、子育て支援について具体的な問いを市長に向けた。髙村議員は、合計特殊出生率が地元の近隣自治体と比較して低下傾向にあることを指摘。それに対し、池田達雄市長は、「未婚化や晩婚、また経済的負担が要因として大きい」と述べた。市では出会いの機会を提供する事業を進めているが、実効性にはまだ課題が残ることも強調した。これに対して髙村議員は、行政の更なる対策を求め続けた。
次に髙村議員は除排雪について言及。彼は、新規業者の参入がしづらい現状を憂慮し、行政が道路事情に精通した業者と随意契約する背景を説明した。市長は、こうした新規業者の契約にオープンである重要性を強調し続ける必要性を示した。髙村議員は、除雪業務の薄い点についての意見が多く、さらなる改善策を提案した。
また、教育長がいかにして地域の教育環境を整備しているかに関しても話題に。特に中学校の制服無償化に関して、行政の取り組みや保護者の経済的負担軽減に対する施策が進行中であると報告され、さらに冷房設備の整備に関しても今後の計画が示された。
北斗市の将来に対して子育て環境、除排雪体制、さらには教育環境がどのように整っていくのか、議員たちの積極的な質問から明らかになった。市民の安寧を確保するためには、引き続き多角的な視点からの制度改定や施策実施、効果的な対応が求められる。
この会議を通じて、北斗市の議員と市長は市民の声を聴き、未来の暮らしやすい街づくりに向けた具体的な意見交換を行っていることが改めて認識される結果となった。