令和2年6月9日の館林市議会では、新型コロナウイルス感染症への対応が多岐にわたり議論された。
まず、松本隆志議員は、学校の臨時休業に伴う児童への影響について質問した。教育長の小野定君は、受けた問い合わせに対し、感染への不安が強かったことを踏まえ、情報発信の重要性を強調した。また、市民環境部長の根岸省子君は、放課後児童クラブとの連携強化について再度確認された。要望や懸念を聞いた結果、児童支援のための協力の仕組みが重要であることに留意した。
次に、オンライン学習の運用についても議論があった。松本議員は、スタディサプリなどオンライン学習による児童への支援を指摘したが、教育長はその効果を認めつつも、情報環境の整備の重要性を述べた。これにより、オンラインだけではない多様な学習形式の必要性を示した。
続いて、松本議員は、学校再開後の学習の遅れに関しても質問をし、教育長は授業内容の見直しを行い、学習支援体制を充実させていく考えを示した。さらに、不安定な心情へのケアも重要視されており、特に子どもたちへのサポートが求められている。
また、全体を通して、感染症対策とともに災害時の避難所運営についての議論もあった。特に、コロナ禍での避難所の感染症対策は重要であり実施内容、備蓄物品の必要性が強調された。総務部長の手塚節君は、避難所の収容可能人数が大幅に減少することを訴え、さらなる備蓄品の拡充が必要であるとの見解を示した。
最後に、子宮頸がん予防ワクチンについて議論された。平井玲子議員は、接種率が低下している現状を指摘し、効果的な情報発信の必要性を訴えた。保健福祉部長の中里君も、ターゲットにした周知方法の検討を進める姿勢を見せ、今後の対応を約束した。