令和6年6月19日に開催された渋川市議会では、児童・生徒の通学安全や群馬用水の安全対策など、地域の安全確保に関する重要な論点が提起されました。
特に、安全・安心な生活の確保に関して、後藤弘一議員が群馬用水の安全対策について質問を行いました。昨年の能登半島地震に関する話題を引き合いに、安全管理の必要性について指摘が相次ぎました。群馬用水は農業用水と水道用水を兼ねており、地域農業にとって不可欠な施設です。市の取り組みとして、産業観光部長の金井裕昭氏は、24時間体制での水位監視や臨時点検体制が整っていると説明しました。
児童・生徒の通学路の改善についても議論されました。後藤議員は通学バス条例改正後の対応策や、安全対策の実施状況について質問しました。教育部長の斉藤章吉氏は、交通安全対策として新たに設置した横断旗やポストコーン増設への具体的な取り組みを報告しました。皆が安心して通学できる道路環境を整備するため、今後も協議を進めていくとの姿勢を示しました。
また、教育長の下境一浩氏は、本市の特色ある学校教育活動について児童生徒に親しみやすい環境作りの重要性を強調しました。特に「力合わせて」の市の歌を教育活動に取り入れることが提案され、地域の子どもたちが郷土愛を育む活動が必要とされました。