令和6年6月26日、渋川市議会定例会が開かれ、重要な議案が審議された。
主要な議題として、市道の廃止および認定に関する議案が取り上げられ、両案は全会一致で可決された。また、渋川市古巻公民館建設工事に関する複数の請負契約についても審議され、建築主体工事、電気設備工事、機械設備工事の契約が原案通り可決された。
一方、群馬県後期高齢者医療広域連合の規約変更に関する議案については、18番の角田喜和議員が強く反対意見を表明した。彼は、「マイナンバーカードとの一本化が国民皆保険制度を脅かす」と指摘し、多くの市民が現在の健康保険証を通じた医療サービスを望んでいると強調した。
さらに、渋川市税条例や都市計画税条例の改正に関する議案が一括で可決された。これらの改正は、税制の透明性を高め、市民サービスの向上を目指すものである。
重要な議題の一つには、古巻公民館建設予定地のスラグ問題がありました。この件について、議員提出による過去のスラグ関連調査を受け、建設予定地の環境安全を確保するための法的措置が求められました。埴田裕之議員は、「スラグの撤去費用を原因企業に請求すべきだ」と強調し、全市を挙げた対応を提起しました。この結論は議会で審議され、原案通り可決された。
さらに、議員提出議案による市長に対する問責決議も討議されたが、これは多くの賛同を得られず、否決された。議案の否決は、市長が行う専決処分が議会の意見を無視した結果であるとの意見が強く提出された。
最終的に、今定例会では市の予算や事業が可決され、行政運営の安定が図られる一方、市民からの厳しい視線も浴びた形となっています。市長は閉会挨拶の中で、市民生活を守るための努力を引き続き行うと述べました。