令和2年9月3日、渋川市議会は第3回定例会を開催し、様々な議題が討議された。
今回の会議では、会期の決定から始まり、会期は本日から9月28日までの26日間と決定された。
その後、会議録署名議員が指名され、次に提出された請願・陳情についても議論された。
重要な議題として、市長専決処分の報告があり、報告第17号と報告第18号が提出された。報告第17号では、建設交通部長の木村裕邦氏が事故による和解および損害賠償の額に関して説明した。市道の陥没による車両損傷について、損害賠償額は1万8,810円で、全国町村会総合賠償補償保険から全額補填される予定だ。
一方、報告第18号では、教育部長の土屋輝夫氏が中学校の野球部に関する事故の説明を行った。練習中にボールが防球ネットを越え、近隣アパートの窓ガラスを破損させた。この事故は、顧問教師の指導の下で発生したものの、具体的な事故防止策については議論が再燃した。
須田勝議員は、生徒の指導よりも施設改善が優先されるべきだとの意見を表明し、正当な指導の必要性を訴えた。土屋部長は、施設の改修が難しいことを説明し、将来的に改修を検討する意向を述べた。今後は、事故の再発防止に向けた対策を講じていく必要がある。
また、議案についても多くの議論が交わされた。議案第91号では老人福祉センター条例の改正が提案され、開館時間の見直しや利用料金の統一が図られる。また、再改正により、こもちの湯を利用する方々へのサービス提供も拡充される見通しである。
補正予算に関する議案も数件が提出され、新型コロナウイルスに対する経済安定対策や生活様式の変化への対応が求められる中で、様々な支援策についても話し合われた。特に、飲食店支援や市民宿泊費補助などが注目を集めている。これらは、地域経済を守るための重要な施策となるだろう。
都市環境の整備や福祉政策の適正な運用が求められる中、議会は引き続き市民の期待に応えていく必要がありそうだ。会議は休会に入り、次回は9月10日となっている。