令和5年9月6日、渋川市議会は定例会を開催し、個人情報漏えいに関する決議案が審議された。この議案は、市から流出した個人情報の外部への漏洩がなぜ発生したかを調査することを目的としている。
提案者の田中猛夫議員は、流出した情報は市の公文書であり、個人情報が適切に保護されていなかったと強調した。彼は、「今回の情報漏えいは作為的に行われたと推測され、議員の関与も疑われるため、調査が必要である」と述べた。
この議案に対する賛否が分かれた討論の中で、反対意見も表明された。茂木弘伸議員は、個人情報漏えいに関する調査は確かに重要だが、すでに否決されている議案を再提出する行為は議会の重みを損なうものであると指摘した。
懲罰の動議も同日提出され、後藤弘一議員と加藤幸子議員が対象となった。提出者の田邊寛治議員は、両議員の発言が議会を冒涜し、議会運営を不正常にさせたと主張した。
特に、後藤議員は「正しい根拠もなく、虚偽や捏造の可能性があると発言した」と指摘され、その言動が問題視された。一方で、後藤議員は自身が多くの討論で指摘を受けたにもかかわらず、真意を尋ねるとすぐに反論が展開された。