令和2年第1回渋川市議会臨時会が開会され、重要な議案が審議された。
今回の臨時会では、特に新型コロナウイルス対策に関連する議案に焦点が当てられた。
髙木 勉市長は、一般会計補正予算を提案し、その内容について質疑応答が行われた。
市長は「新型コロナウイルス感染症対策を強化するため、学校の臨時休校に伴うサポートを行う予算を増額する」と述べた。
具体的には、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、放課後児童クラブの運営支援に関連した予算の増額が図られる。
この補正予算は、国の基準に基づいた運営費や空気清浄機の購入費用が含まれていることが特徴である。
もう一つの重要な議案である議案第47号については、意義や必要性に対する見解が求められた。
田村なつ江議員は、組織体制の見直しがなぜ必要なのか質問を行い、髙木市長は「新たな行政課題や住民の多様なニーズに迅速に対応していくためだ」と強調した。
また、環境問題についても市長は言及した。
気候非常事態に直面する中で、環境への対応として市民環境部を新設し、異常気象に伴う災害への迅速なアプローチを検討しているという。
交通政策も議題に挙がり、髙木市長は「人口減少や高齢化が進む中で、利便性や効率を向上させる必要がある」と述べた。
このため、交通部門の組織改編が進められ、市民の移動手段の確保が図られる予定である。
最終的に、議案第48号の令和元年度一般会計補正予算は、原案通り可決された。
髙木市長は、今後も市民の安全と生活を守るため、引き続き対策を講じていくことを表明した。