令和2年8月19日、渋川市議会は第4回臨時会を開催し、数件の報告および議案の審議が行われた。
特に重要な議題となったのは、市長専決処分に関する報告である。建設交通部長の木村裕邦氏は、事故による和解及び損害賠償に関する内容を詳細に説明した。この事故は令和元年5月22日に発生し、自転車が道路の側溝に挟まり、その修理費用が都市の保険から全額補填されることが決定された。
続いて、控訴の提起に関する議案が提案された。この議案に関しては、総務部長の都丸勝行氏が発言し、最近の判決に不服を表明するとともに、その理由を述べた。具体的には、渋川市道における産業廃棄物問題、特に鉄鋼スラグの撤去にかかる請求権が窮地に立たされている状況に対する懸念を示した。判決は市が撤去請求を行わないことが違法であると確認したもので、その結果、控訴する決議が全会一致で可決された。
さらに、他の報告事項として、和解及び損害賠償に関する報告が複数件あり、それぞれの内容が議論された。また、議会では今後の安全運転の在り方や事故防止に向けた対策についても細かく議論が交わされた。議会終了後、市民の生活環境保全の観点からも、これらの話題は地域住民からの注目を集めている。
市長髙木勉氏は「市民の健康と安全を守る責任がある。判決を受け入れるべきだ」との意見を表明し、控訴に賛成の姿勢を示したが、一方で議員の中には反対の意見も多く見受けられた。