令和2年6月12日、渋川市議会は第2回定例会を開催した。会期は14日間と決定された。議事日程には、請願・陳情に関する議題、報告、第57号から第84号までの議案が含まれている。特に重要な議題として、令和2年度渋川市一般会計補正予算の第5号及び第6号が挙げられた。
髙木 勉市長は、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた補正予算の重要性を強調し、特に困窮世帯に対する支援策を説明した。市内の店舗限定での購入が可能なプレミアム率50%の商品券「しぶかわ元気券」の発行も計画されている。この元気券は、地域経済の活性化を目指す。総額約3億2,000万円の収入を見込み、事業を進める。
また、感染症防止策として市内小規模事業者にも支援策を講じると述べ、詳細な施策も明らかにした。これらの施策により、市民の生活と地域経済をともに支えることを目的としている。
諸報告として、過去年度の捉えた重要報告も行われた。過去の報告では、令和元年度渋川市一般会計における繰越金についての報告や、下水道事業特別会計の経営状況なども示された。
議案の中には、教育関係の問題も多く見受けられ、特にGIGAスクール構想推進事業に関する報告が重要な場面を形成した。会計年度を通じて、各学校における1人1台の端末整備や、通信ネットワークの充実に向けて議論が進められた。
議事を通じて出た質問では、特に教育長が述べたように、登校した子どもたちの様子や、心のケアの必要性に対して強い関心が示された。感染によって長い間休校を余儀なくされていたため、子どもたちの社会性や心に与える影響に配慮が必要とされる。