令和2年第6回渋川市議会臨時会が開催され、様々な議案が審議された。
主な議題は、令和2年度の一般会計補正予算や、温泉事業特別会計、交流促進センター事業特別会計の補正予算である。
この会議の中で、髙木 勉市長は新型コロナウイルスの感染拡大状況を踏まえた対策に言及した。
市長は、「現在、新型コロナウイルス感染症は急拡大を続けている」と述べ、医療体制の逼迫が懸念される事態に対して全庁を挙げた取り組みを強調した。
議案第158号の説明において、髙木市長は市内の感染者数が累計34人に達したとし、12月19日から1月8日までの対策強化を宣言した。
また、特に温泉施設の運営が危機的状況にあることから、指定管理料の増額が必要とされる旨が伝えられた。
その後、総務部長の都丸 勝行氏が補正予算の詳細について説明し、予算案は464億3,685万9,000円に上ると報告した。
具体的には、一般会計補正予算として歳入歳出にそれぞれ9,474万3,000円を追加する計画が示された。
次に議案第159号、大小野上温泉事業特別会計補正予算が取り上げられ、質疑が行われた。
狩野 均産業観光部長は、新型コロナウイルスの影響で指定管理者納付金の減額及び指定管理料の必要性について詳しく述べた。
また、小野上温泉センターの収支がマイナス3,129万7,595円と見込まれ、補正予算額は2,632万5,000円であると説明した。
最後に、議案第160号についても狩野部長が同様の理由から、交流促進センターの補正予算が必要であることを強調した。
このセンターも新型コロナウイルスの影響を受けており、年間収支見込みがマイナス3,648万4,571円であることが明らかになった。
補正予算額は3,837万6,000円であるとのこと。
討論なしに予算常任委員会の審査報告が読み上げられ、いずれの議案も全会一致で可決されたと報告された。
議長が会議を締めくくり、臨時会は終了した。