令和2年第2回渋川市議会臨時会が開催されました。議会では市長専決処分の報告と承認、一般会計予算の補正が重要な議題として取り上げられました。
市長の髙木勉氏は、議会開催の挨拶で、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中、議員各位に感謝の意を示しました。市では、感染の拡大防止対策を進めつつ、経済的な支援策を講じていると述べました。特に、住宅や事業を支えるため、臨時の補正予算案を提案したとのことです。
議案第52号として上程された令和2年度渋川市一般会計補正予算(第1号)では、約1億3,940万円の追加が求められました。主な内容は、学校給食の補助、感染拡大防止対策資金利子補給、小中企業支援などです。特に新型コロナウイルス感染症の影響で、家庭に負担がかからないよう各世帯に食事代の助成を行うことに力を入れていると髙木市長は強調しました。
数人の議員からは質疑があり、新型コロナウイルス感染症対策資金の利子補給について、期間を1年とした理由や金額設定の根拠について細かな質疑が展開されました。例えば山内崇仁議員は、「なぜ1年間としたのか」と疑問を呈し、飲食店支援拡大についても提案しました。これに対し、市長は、国の動向を見つつ、隙間を埋める形で必要な支援を行いたいと応じました。
議案は、最終的に承認され、今後も新型コロナウイルス感染症対策として迅速な対応を行う意向が示されました。
これにより、渋川市では、必要な支援が市内の中小企業や家庭に行き渡ることが期待されます。議会は令和2年第2回臨時会の全ての議題を終了し、閉会となりました。