令和5年4月26日、渋川市議会は臨時会を開会した。
議題は会期の決定や市長専決処分の報告など多岐にわたり、議会の行動が見られた。特に、専決処分における和解や損害賠償に関連する報告が議論を呼んだ。
本臨時会では、報告第1号が注目された。建設交通部長の柴崎憲一氏は、令和4年8月に発生した事故について説明し、和解内容として市の10%の過失を認め、合計8,151円の損害賠償を支払うこととなった。
須田勝議員が質疑を行い、事故の根本的な原因として街路樹の根による歩道の隆起が挙げられた。須田議員は適切な道路管理を求め、「市の気持ちがあるか」と問うた。柴崎建設交通部長は、事故を教訓とし、今後の維持管理に努めると強調した。
さらに、議案第6号と第7号ではそれぞれ、渋川市税条例と都市計画税条例の一部改正が提案され、審議が行われた。これにより、納付書にQRコード導入など、税制の効率化が進められることとなった。
議案第48号の令和5年度一般会計補正予算も提案され、低所得の子育て世帯を支援する特別給付金や、大規模橋梁の補修に関する予算が審議された。髙木市長は社会経済活動の正常化に向け、予算編成を行った経緯を説明した。
審議の結果、議案は全て承認される方向性となり、議会は活発に機能していることが確認された。今後の市の動きに対する期待が寄せられる中、この臨時会は午後11時58分に閉会した。