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渋川市議会、文化財保護とワクチン接種支援の強化を議論

渋川市議会で文化財保護、コロナワクチン接種に関する取り組みが報告され、支援強化を求める声が上がる。
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令和3年6月15日、渋川市議会は定例会を開催し、地域の様々な問題についての一般質問が行われた。

特に注目されたのが、17番の角田喜和議員による「文化財保護活動と鳥獣対策について」である。議員は、群馬県の天然記念物であるヒメギフチョウの保護活動とその課題について言及し、鹿による食害が問題となっていると述べた。

「ヒメギフチョウの産卵数が少なくなっている現状を受け、保護対策に向けた具体的な方策が必要である」と強調。この状況に対し、島田教育部長は、鹿の食害防止のためのネット設置等、様々な保護活動を継続する意向を示したものの、今後の課題としては温暖化などの気候変動が影響を及ぼす可能性があることを挙げた。

次に、高齢者に関連する新型コロナウイルス対策が話題に上った。角田議員は、コロナ禍での国保税の減免について質問し、山田スポーツ健康部長は「持続化給付金を受けた世帯への追加の減免を行っている」と説明した。このような支援策により、高齢者の経済的負担を軽減する狙いがあることが伺えた。

また、議会では「市有地管理について」の質問もあり、170名の市民の意見を踏まえ、透明な手続きでの土地管理を進める必要性が議論された。市の総務部長は、「管理体制の見直しを進める」と回答した。

さらに、ワクチン接種に関連する移動支援の体制についても議論された。市はタクシー利用券を配布し、高齢者や移動困難者を対象にした施策を推進していることが確認された。この施策は、障害者やその他の高齢者への配慮を含め、全市的に強化していく意向が示された。

ジェンダーフリーに関する取り組みも報告された。市長は「男女ともに参加する場を設け、その意見をしっかり反映させていきたい」という姿勢を示し、男女共同参画社会の実現に向けた具体的な施策の強化を約束した。

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議会名令和3年6月渋川市議会定例会
議事録
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