令和3年第2回渋川市議会臨時会が開かれ、主要な議題として国民健康保険特別会計予算について審議された。
この会議では、渋川市の令和3年度国民健康保険特別会計予算が議題に上がった。スポーツ健康部長の酒井幸江氏が、予算の提案理由について説明を行った。彼は「議案第58号については診療施設勘定を中心に修正を行った」とのこと。具体的には、ワクチン接種が進む中で、通常の診療も継続していく計画である。昨年からの経営改善策を実施しており、地域住民の意見を取り入れながら運営体制を整えると述べた。
さらに、コロナウイルス感染症の影響を受け、収入面では外来患者数が大幅に減少する見込みであることを明らかにした。予算の歳入はワクチン接種のために調整されており、67%減を見込んでいるという。新型コロナの影響で困難な状況が続く中、渋川市はできる限り早期にワクチン接種ができる体制を構築する考えを示した。
この議案に対する質疑は行われず、予算常任委員会に付託され、最終的に委員会全体で原案可決が決定された。可決が報告された後、議長の望月昭治氏は討論や質疑がないことを確認し、採決に移った。その結果、議案第58号は原案の通り可決された。
今期臨時会は、会期が本日1日のみに設定され、全ての案件が終了した後、午後3時12分に閉会となった。議長の望月氏は出席議員の努力を称え、「大変ご苦労さまでした」と述べて会議を締めくくった。これにより、渋川市は今後の国民健康保険の運営に向けた体制を整えることとなる。