令和5年3月24日、渋川市議会の定例会が開催された。
主な議題として、一般会計予算および特別会計予算に関する議案が審議された。
これには、令和5年度渋川市一般会計予算が含まれている。
予算常任委員長の加藤幸子議員が審査結果を報告した。
この中で、一般会計予算は多数決により否決となった。
一方で、国民健康保険特別会計予算および後期高齢者医療特別会計予算などは可決された。
その後、修正動議が田中猛夫議員から提起された。
修正案では、当初予算341億9,300万円を341億9,154万1,000円に修正する内容が提案された。
議長の安カ川信之議員は、質疑なしでこの動議を進め、結局、予算案の一部は修正可決された。
国民健康保険特別会計予算についても議論が交わされた。
この際、角田喜和議員が反対の立場からその問題点を指摘。
加入者の負担軽減を求める意見があったのに対し、賛成意見も多数出た。
田中猛夫議員は、不況下である現状を踏まえた意見を述べた。
議案第43号の教育委員会委員の任命同意については、髙木市長が原澤弘子氏を任命する意向を示した。
この意見に対する質疑もなく、動議および委員会付託を省略して同意が決定された。
最後に、議員提出議案として、委員会条例の一部改正が提案され、これも原案通り可決された。
市長の髙木勉氏は、閉会に当たり市民への感謝を述べ、今後の施策への理解と協力を求めた。
長期にわたるコロナ禍の中で、市は市民生活を支える取り組みを継続すると強調した。