令和4年6月、渋川市議会定例会が開催され、計14件の議案が提出されました。特に注目されたのは、報告第1号から報告第3号で、令和3年度の繰越明許費や各種会計予算の繰越計算書についての報告が行われました。また、市長専決処分の報告と承認を求める議案では、渋川市税条例の一部を改正する議案が上程されました。この改正は、新たな税制度の適用に伴うもので、特に市民生活への影響が懸念されている点が強調されました。
さらに、生活困窮者支援の観点から、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況にある家庭への支援策が提案されました。具体的には、エアコン購入への助成金制度の導入や、高齢者世帯に対する特別給付金の支給案が含まれています。特に、このエアコン購入の助成制度は、75歳以上の市民非課税世帯を対象としており、限られた予算の中での実施が想定されています。
また、市道の認定や廃止に関する議案が提案され、これにより地域の交通整備が進むことが期待されています。特に鉄鋼スラグ対策工事に関する契約締結議案は、過去の施工での問題を踏まえ修正を図懐いている点もあり、住民の安全が第一に考慮されています。
議長の望月昭治議員及び出席した市長や各部長の説明を受け、議会は活発な質疑応答を行い、質疑なしで多くの議案がそのまま進められることになりました。今定例会の決定事項は、多岐にわたり、今後の市の施策に大きく影響することになるでしょう。