渋川市で令和5年6月に開かれた定例会では、地域の発展と子ども育成に関する重要な議題が取り上げられた。特に敷島駅の開業100周年を祝うイベントについての提案がなされ、地元の活性化を目指す動きが強調された。レポートによると、他の鉄道駅のイベント内容に倣い、敷島駅においても記念行事を行うべきとの声が集まっている。これに関連し、渋川市は鉄道利用促進及び地域活性化を図るため、地域住民と協力しながら具体的な計画を策定する必要があるとされる。
また、群馬銀行敷島支店の跡地利用については、大変重要な課題として議論された。市は地元経済団体とも協力しつつ、この地域にとっての活性化を模索している。しかし、具体的な施策には至っていない現状がある。
一方で、育都推進部長から発表された育都プロジェクトの目的と内容が確認された。これは子どもを大切に育むまちとして、特に経済的支援を進めることが挙げられ、渋川市の合計特殊出生率の低下が憂慮されている。現行の子ども施策に加え、新たな婚活事業の推進についても問われ、企業を誘致するための支援策が提示された。
さらに、災害対策に関する発言も多く、市職員の教育が重要であるとの認識が共有された。特に 防災士資格を持つ職員の配置については、今後の災害時対応に必要不可欠な要素であるとされ、全職員への教育が強調された。
最後に公園管理については、指定管理者による適切な維持管理が求められつつも、現状の草刈り作業などの遅れから市民の利用に影響が出ていることが指摘された。地域のボランティアや障害者施設を活用した管理の可能性も模索され、市としての対応が期待されている。