令和5年第4回高山市議会定例会が9月12日に開かれ、市長及び関連部門の幹部が出席したことが報告されている。
この会議では、特に町内会活動とその意義についての質問が多く取り上げられた。
山腰恵一議員が視覚障がい者に対するバリアフリー対応について指摘し、その中でも特に情報のアクセシビリティの重要性を強調した。視覚障がい者用の活字文書読み上げ装置の利用状況について尋ねたが、実績はわずか1件とのこと。
継続して、一般的な投票のしやすさの環境作りについても言及があった。新たな試みとして、投票支援カードやコミュニケーションボードが提案され、障がい者や高齢者に配慮した投票環境の実施が求められている。
次に、地域の防災への取り組みとして、知識や技術を兼ね備えた個人の支援体制が重要視され、災害ケースマネジメントの整備促進が必要であるとの意見が展開された。また、貴重な自然資源を持つ地域においての地熱発電事業についても慎重に議論されており、住民とのコミュニケーションや安全確保が強調された。
さらに、新型コロナウイルスの影響により、経済景気に悪影響が生じている現状への対応も求められた。特に最賃の引き上げが中小企業に及ぼす影響や、雇用努力についての認識が示され、行政としての支援策に関する要望がありました。
最後に、町内会や地域活動の重要性が再認識され、参加促進施策が求められた。市は今後、住民の安心安全を重視した地域運営を土台に、持続的な発展へ向けた具体策を練る必要があるとされている。