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高山市議会、地域活性化に向けた施策を討議

高山市議会では、地域活性化に向けたサテライトオフィスの活用や自転車保険加入促進、新火葬場の整備などが議論された。
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令和2年第1回高山市議会定例会が3月5日、午前9時30分から開会された。会議では様々な一般質問が行われ、特に地域活性化に向けたサテライトオフィスの活用や、自転車保険の加入促進に関する議論が注目を集めた。

特筆すべきは、11番の山腰恵一議員によるお試しサテライトオフィスの活用についての質疑である。この制度は、都市部の企業が地方にサテライトオフィスを構えることを促進するものであり、地域経済の活性化に寄与することが期待されている。商工観光部の東野敏朗部長は、すでに11社の企業が利用していることを明らかにし、さらに補助金制度の創設など、企業誘致に向けた積極的な取組を展開していると述べた。

また、自転車に関するトピックでは、自転車保険加入の促進について意見が交わされた。特に、全国的に見ると、自転車の普及に伴い事故が増加していることから、保険加入の重要性が強調された。市民活動部の川田秀文部長は、学校への周知活動や駅での啓発活動を通じて加入促進に努めると述べた。

高山市は森林面積が広大で、地域資源を活かした環境づくりに取り組んでいる。特に、森林経営管理制度についての説明もあり、高山市の林政部の細野達也部長は、森林の境界を調査し、未利用資源を活用するための管理体制を整えることが急務だとし、森林整備に向けた計画を推進していくと約束した。

議会では、市民との情報共有も重要視されており、教育長の中野谷康司氏は、地域との連携を大切にし、郷土教育を進める必要があると発言した。特に、郷土愛を育むために飛騨高山ふるさとかるたを活用した取組が評価される一方で、その認知度の向上、さらには副読本との連携の重要性も強調された。

その中で、多様な情報提供の手段としてスマートフォンアプリの導入が議論された。清水総務部長は、市民が必要とする情報が容易に入手できるよう、アプリの検討を進めることを明らかにした。

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議会名令和2年第1回高山市議会定例会
議事録
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