令和4年第3回高山市議会臨時会が4月21日に開催された。
市長の國島芳明氏は開会の挨拶で、議員の出席に感謝し、今回の審議事項について触れた。今臨時会に提案された案件は、少なくとも報告案件1件、条例案件1件、予算関連の議案が2件と多岐にわたる。
特に、高山市税条例の改正内容について、平野善浩財務部長は報告に立った。この改正は、令和4年度税制改正に伴うものであり、固定資産税や関連する税法の改定が含まれる。
平野部長は、固定資産税の特例措置や減額措置について詳述し、特に公害防止設備に関する特例や熱損失防止改修住宅への軽減措置の要件見直しが重要なポイントだと強調した。議員からの質疑に対しても、資料を持って丁寧に説明を行った。
続いて、令和3年度の一般会計補正予算（第19号）が専決処分の報告として議題となった。こちらも平野部長が説明を行った。特に急要される財源振替や補正に関して述べ、予算の適切な執行を求める姿勢が示された。
最後に、令和4年度の一般会計補正予算（第1号）の取り扱いが議題となった。この予算の補正は、市内経済の回復を視野に入れたもので、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響に対応するための措置が講じられる。特にプレミアム付き商品券の発行が計画されており、この商品券は、消費喚起に向けた施策として位置付けられている。
議員からは、プレミアム商品券の実施に関する期待が寄せられ、消費刺激を図るための関連質問が続出した。倉畑政之商工労働部長は、プレミアム付き商品券に関して詳しい説明を行い、発売時期や購入手続きの流れについても触れた。
ここでは、経済状況の厳しさを考慮し、プレミアム率の設定についても議論があり、郡内全体の消費喚起に寄与する方向で調整が進む見込みである。市民からの理解と協力を得つつ、市内経済の活性化に努める姿勢が示された。
最後に、全議案は異議なく承認され、会議は終了した。今後、市の発展に向けての施策の実行が期待される。