令和4年第7回高山市議会臨時会が11月7日、開催された。
臨時会では、会議録の署名議員指名と会期の決定が行われた。
会期は1日のみとし、各議案の審議が進められた。
田中明市長は、急増する物価と新型コロナウイルスに伴う影響について言及した。
具体的な支援として、低所得者世帯への緊急支援給付金の支給が提案された。
これは、家計の負担増を受けての措置であり、支給額は5万円となる。
また、補正予算案では、一般会計の補正予算(第7号)と(第8号)に関する内容が報告された。
第7号では、価格高騰対策として3億6千万円の追加を含む。
特に電気、ガス、食料品の価格上昇に対し、支援が行われることが強調された。
第8号補正予算では、新型コロナウイルスのオミクロン株対応ワクチン接種経費や、物価高騰に対する国と県の対策が含まれる。
この補正により、今後も市民の経済的負担軽減を図る必要があるとされた。
議会では、倉田博之議員が、指定管理施設への対応や物価高騰に関する施策の継続的な検討について意見を述べた。
平野善浩財務部長は、今後とも必要に応じて財政調整基金を活用し、柔軟な対応をすることを約束した。
さらに、上嶋希代子議員は、農林水産業支援について質問を投げかけた。
林篤志農政部長は、現状で支援が進行中であると説明し、引き続き国の動向に注視する意向を示した。
この臨時会の終了後、田中市長は市民生活の安定化に向け、一層の努力を続けていくと語り、議会における円滑な審議に感謝の意を示した。
高山市議会は、来る予算や施策に対し、必要な対応を着実に進めていくことで、市民の信頼を得るための努力を継続するとしている。