令和3年第2回高山市議会定例会が開催され、重要な議題が取り上げられた。
特に目を引いたのは、議員辞職の件と学校給食施設の統廃合計画に関する議論であった。
谷澤政司議員の辞職願いが受理され、その理由に関する家族からのメッセージが代読された。市民に対して、議員の行動による混乱をお詫び申し上げる内容であった。一方、小井戸真人議員の一般質問では、学校給食センターの整備計画が計画されていることに対して、地域住民からの意見を重視すべきとの声が強まった。特に、給食の質や地産地消の重要性に触れ、給食が地域との絆を育む重要なファクターであると強調された。また、効率性だけでなく、地域の特性を活かした柔軟な対応が求められるとした。
新型コロナウイルス感染症対策についても議論が交わされた。市民の検査ニーズが高まり、PCR検査体制の充実が必要とされ、課題として早急な対策が求められた。市は現在、感染拡大の兆候を事前に察知する体制を整えているが、さらに広範囲での無症状者へのモニタリング検査などの実施が求められている。
また、災害復旧事業の進捗確認では、令和2年の豪雨災害を踏まえ、復旧作業の重要性が再確認された。入札の不調が続いている現状や、技術者不足といった課題が挙げられ、迅速な対応が必要であると強く述べられた。特に、各部局間の連携強化が求められており、災害時に有効な緊急対策が必要であるという意見が相次いだ。