令和4年第5回高山市議会定例会が開催され、多くの重要議案が審議された。
会議では、議第43号と第44号、すなわち、選挙運動用自動車の使用に関する条例改正と税条例改正が一括で議題に上がった。
これに関し、山腰恵一総務環境委員長は過去の選挙予算執行率や使用率について詳細なデータを提示した。市長選挙は約29%、市議会議員選挙は約41%の執行率であった。
これに対する答弁として、昨年度の選挙運動用ビラやポスター作成時の使用率も報告され、ポスター作成が約42.5%、ビラ作成は約99.6%、自動車使用は約71.5%であったという。
続いて、議第47号では、市が購入する56人乗りのスクールバスについて、環境面や安全対策の項目が審議された。
榎隆司福祉文教委員長は、購入車両は新しい排出ガス規制に適合し、ドライブレコーダーやバックカメラも設置される点を強調した。今後の児童生徒数も増加が見込まれ、全員一致で可決された。
また、議第48号から第51号にかけての令和4年度一般会計補正予算に関する報告も行われた。
新型コロナウイルス感染症対策として介護職員養成事業の実施が盛り込まれ、予算が2億1,900万円余り追加される。特に、生活困窮者自立支援金の増額なども審議され、全員一致で決定された。
最後に、農業委員会委員の任命についても承認がなされ、全体として平穏無事に議会は進行される。このように、会議では市民生活に直結する重要な議案が数多く可決されたことから、さらなる地元の活性化が期待されている。