令和5年3月22日、多治見市役所で全員協議会が開催された。
主な議題は第3次多治見市教育基本計画の策定であり、教育長の渡辺哲郎氏が詳細な報告を行った。
井上あけみ議員は、パブリック・コメントの意見が不十分であると指摘し、市民への周知活動の強化を訴えた。\n教育推進課の南谷美和氏は、広報たじみやFMでの周知活動を行っていることを明らかにし、青少年まちづくり市民委員会を通じた説明も行う旨を伝えた。井上議員は困っている子供達への情報伝達の重要性を強調し、より効果的な周知を呼びかけた。
不登校の児童が増加している現状について、加藤元司議員は社会的要因に加えて、コロナ禍の影響を指摘した。教育次長の林伸彦氏は、学校での人間関係が薄れているが、オンライン授業により一部の負担が軽減されていると述べた。さらに、全国的に不登校の問題が広がっていることを認識し、教育委員会としてその対策に取り組んでいることを強調した。
寺島芳枝議員は、特別支援教育の充実に関してcommentし、教育支援室の設置が教員増員を伴わないことに懸念を示した。林伸彦氏は、現在の人員で充実を図る方針であると述べたが、寺島議員は人員足らずの問題が懸念されると意見を述べた。
次の議題に移り、会派視察研修報告が行われた。自民クラブや市井の会、令和クラブからそれぞれの活動成果が報告されたが、質疑応答は行われなかった。
全ての議案を終え、議長の石田浩司氏は協議会の閉会を宣言した。参加者は、教育の現場における様々な課題に対する前向きな議論を行い、より良い市民教育の実現を目指したことが印象的であった。