令和3年11月30日、矢祭町議会において臨時会が開かれ、重要な議案が審議された。
本臨時会では、4件の議案が提出され、いずれも承認された。
まず、議案第79号と第80号の2件の専決処分報告については、町長の佐川正一郎氏が、緊急に対応が必要な状況下での専決処分を行ったことを報告した。
両件とも、地方自治法第179条に基づく報告となっている。
議案第81号では、矢祭町職員の給与に関する条例の一部改正が提案された。
福島県人事委員会の勧告に基づき、一般職員の期末手当が年間で0.15月分、再任用職員の期末手当が0.10月分引き下げられるというものである。
この改正について自立総務課長の鈴木直人氏は、職員組合と協議の上で了承を得たと説明した。
議案第82号では、令和3年度東橋橋梁補修工事に関する契約が提案された。
工事の請負契約金額は9,900万円で、消費税額900万円を含む。
町長の説明によると、契約の相手方は藤田建設工業株式会社で、工期は議会の議決後、令和4年3月31日までとされている。
最後に、報告された内容に対し、出席議員からは質疑や討論が行われないまま、すべての議案が原案通りに可決された。
この結果、矢祭町における職員の給与改正と、橋梁補修工事の請負契約が進み、町のインフラ保全が期待される。