令和4年3月9日、矢祭町において定例会が開催され、様々な議題が取り上げられた。
今回は特に教育行政と人口減少問題が注目される中で、議員たちの活発な質問が寄せられた。教育長不在の影響が指摘され、「年度末を迎え教育長が不在の中、教育行政はどのように行われているのか」と問いかけがなされた。これに対し、町長の佐川正一郎氏は、「教育長不在は大きな課題であり、その責任を果たすために迅速に人事を進めていく」と強調した。
また、町道の補修や国道349号についても質問があり、特に生活道路である大ぬかり道清の補修が求められた。「この道路は重要であり、早急な補修が必要である」と鈴木敏男議員は述べた。町長はこれに対し「前向きに予算で検討していく」と答えた。
さらに、防災行政についても積極的に議論が展開され、砂防ダムの進捗やハザードマップに対する意見も交わされた。特に、地域おこし協力隊に関しては、若者の定住を促す施策として、その活動が高く評価され、今後の取組みについて期待が寄せられた。「矢祭町での新たな雇用創出や地域活性化に繋がる取り組みを続けたい」と佐川町長は述べた。
人口減少問題では、移住や定住を促す施策が必要であることが再確認された。本多勇也議員は「少子化の影響で町の活力が失われつつある。この問題を解決するために有効な政策を講じる必要がある」と指摘した。