令和4年郡山市議会の6月定例会が、6月15日に開会した。
議題は5件準備された。
会期は今月30日までの16日間となることが決定された。市長の提案理由説明が行われ、今後の市政課題についても議論がなされることが期待されている。
特に注目されたのが、郡山市産米の消費拡大に向けた特別委員会の中間報告である。副委員長の田川正治氏は、委員会が4回にわたり開催され、消費促進のための条例案について検討されていることを説明した。
また、米の日の制定を視野に入れた議論も進行中で、具体的なアイデアも出されている。委員たちは市民や関係者の意見聴取の重要性に言及し、今後も活動を継続する意向を示した。
次に、議案第72号から第93号までの22件について市長の説明が行われた。品川萬里市長は、6月11日に発表された大雨に関する被害について報告し、避難所の開設についても触れた。特に熱海地区では雨量が126mmに達し、複数の住宅で床下浸水が発生した。
市長は、この災害に対する対応を強化していくことを約束し、市民の信頼回復に努めることを強調した。
また、新型コロナウイルスの状況についても言及し、感染者数は減少傾向にあるものの、引き続き注意深い対応が求められていると指摘した。ワクチン接種の進捗も説明され、さらなる対応策が講じられる予定である。
今回の補正予算案には、感染症対策や原油価格・物価高騰等への対応が含まれ、24億1,644万円が計上される見込みである。市長は、持続可能な行財政運営に努める方針を表明し、福島県沖地震の影響を受けた事業にも対応していく姿勢を示した。
総じて、本定例会では郡山市のさらなる発展を目指す重要な議題が数多く扱われており、市民生活に大きな影響を与える案件が進行中であることが伝えられた。