令和4年いわき市議会10月臨時会が、10月25日に始まった。
議事の日程に沿って、議席の変更や会議録署名議員の指名が行われた後、最初の重要案件とされる副議長の選挙が行われた。
選挙に先立ち、坂本稔議員が慎重に所信表明を行い、自身のコミュニケーション能力を生かして合理的な議会運営を目指すことを訴えた。選挙の結果、坂本稔氏が副議長に当選し、議場から祝福の声が上がった。
本会議では、内田広之市長が議案第1号として提出した令和4年度一般会計補正予算について説明した。補正予算は、特に低所得世帯への支援を強化するものであり、価格高騰の影響を受ける家庭への支援策を盛り込んでいる。この補正予算は緊急対応を必要とする状況において承認されるべきものである。
続いて、議案第2号の監査委員選任についても議論された。安田成一君と福嶋あずさ君の監査委員としての選任が承認され、議会の透明性を更に高める施策と評価されている。また、公立小野町地方綜合病院企業団議会議員の選出も行われた。この過程において、議会運営委員会や特別委員会の委員選任に関する報告が続けられた。
さらに、議案第23号から第42号にかけての継続審査中の議案は、各委員会の報告を受けて多くが承認され、適切に市の財政およびサービス運営が行われる見込みとなった。
多くの委員からの討論も行われ、それぞれの意見を尊重しつつ、議会としての決議が進められた。特に、自衛官募集事業の見直しや、マイナンバーカードにまつわるプライバシーへの懸念が取り上げられるなど活発な意見交換があった。
会議は、重要案件についての質疑が行われ、最終的には議案が承認され、令和4年度の予算執行が適正に進むことが確認された。今後の施策においては、緊急支援へと繋がる施策が何よりも重要との見方が議場に強く響いた。
このように、議会は今後の運営を見直すきっかけを得ると共に、地域社会への具体的支援策をしっかりと打ち出すことが求められている。