令和6年6月6日、いわき市議会の定例会が開会された。
この定例会では、議席の一部変更、会議録署名議員の指名、会期の決定、さらには多くの議案が提案された。
特に市長の内田広之氏は、議案の提案理由を詳述し、平字田町の飲食店街で発生した火災について言及した。
火災は5月26日に発生し、全焼した建物5棟を含む13棟が影響を受けたが、幸いにも死傷者はなかった。
内田市長は、「被害に遭われた方への支援策を徹底する」と述べ、生活の再建に向けて市としてあらゆる対応をする姿勢を示した。
また、各部長からは新任の挨拶があり、安藤靖雄副市長がいわき市の豊かさや多様性について触れつつ、「市民の幸せに向けて全力を尽くしてまいります」と強調した。
教育長の服部樹理氏は、地域全体での「人を育てる」活動の重要性を訴えたほか、危機管理部長の松島良一氏も市民の安全を最優先に活動する考えを示した。
この定例会ではまた、議案34件に関する説明が行われ、内田市長は市政上の重要問題について報告した。
特に、新たな中核都市拠点の整備や、企業誘致についての取り組みを説明し、さらなる地域振興が期待されるとした。
さらに、国民健康保険制度や消防関連条例の改正案も紹介された。
今後の予定として、6月10日の午後には市政一般に対する質問が行われる予定である。
議会は明日から議案調査のための休会に入るが、市民からの質問にも誠実に応答する方針だ。