いわき市では、令和3年10月定例会が開催され、多くの議案が審議された。
特に注目を集めたのは、議案第4号である令和3年度いわき市一般会計補正予算(第9号)など、多数の補正予算に関する案件である。 市民生活常任委員長報告では、市民生活に必要な施策として前年度繰越金に基づく補正についてが取り上げられ、「補正は大いに必要である」との意見が多く聞かれた。
産業建設常任委員長報告では、議案第4号に関して提案された工場等立地奨励金の交付についての質疑が交わされた。委員より「交付規模の大きい事業者とは誰か」との問いがあり、当局は「特定新設奨励金を受ける事業者は、スマートフォンの部品を増産するための新工場を建設中であり、5億円の交付が予想されています」と述べた。これにより、地域経済への貢献が期待される。
教育福祉常任委員会では、議案第2号 iわき市幼稚園条例の改正及び新型コロナに関連する予算が報告された。特に後者に関しては「子どもたちのために余剰資金を活用するべき。」との意見も強かった。具体的には「バランスの取れた教育環境を提供する必要がある」との指摘がされた。
また、意見書案第1号では、コロナ禍による厳しい財政状況に対処し、地方税財源の充実を求める意見が採択された。この意見書は、地方公共団体が直面する最も重要なテーマとして扱われた。意見書案第2号では、小選挙区割りの見直しを求める声も上がり、それに関する議論が展開された。