令和2年いわき市議会10月臨時会が開会された。初の議会として重要な選挙や委員会の設置が進められた。
出席議員37名のもと、議長に大峯英之議員、副議長に佐藤和良議員がそれぞれ選出された。議長選挙において、大峯氏は人口減少や震災からの復興に言及し、議会としての役割を強調した。その後、グローバルな課題として新型コロナウイルスの影響を受けた経済状況についても触れ、議会として透明性と市民感覚に基づく対応が求められると述べた。
この会議では、常任委員会の委員が選任され、各議員の専門性を生かした議論が期待される。また、議会運営委員会としても、臨時会の運営や継続調査が必要であると確認された。さらに、議案第1号では監査委員の選任同意を求められ、蛭田源治氏と上壁充氏が新たに任命される見込みだ。
新たに選任された副議長は、議会内の意見を尊重しつつ、開かれた議会を作ることが使命であるとした。議会改革の進展を目指し、透明性の確保や市民との対話を重視する姿勢が示された。
議事の中では、議員の欠席はなく、会議は順調に進行した。また普段の会議と異なり、選挙のための所信表明が行われたことで、議員の考えや抱負が直接市民に伝わる機会にもなった。このように、いわき市の新たなスタートに向けた第一歩が踏み出され、市民との信頼関係構築が重要視される議会運営が始まった。