令和4年12月1日、いわき市議会は12月定例会を開会した。
市長の内田広之氏は、新型コロナウイルスに対する取り組みや、来年度の政策方向について説明を行った。特に、感染症対策に関しては医療従事者への感謝の意を表明し、国の方針を受けた市の対応を強調した。国は高齢者等の感染症対策を見直し、市もそれに従い、クラスター対策に力を入れると述べた。
さらにいわき版骨太の方針についても触れ、次世代を担う人材育成や地域の安全力向上、市の魅力向上に向けた政策を提案した。この政策には、教育や福祉の分野での支援が含まれ、地域の持続的発展を目指すものである。
特に注目されたのは、いわきFCのJ2昇格についてで、内田市長は地域に多くの希望と感動を与えたと称賛し、さらなる支援を強調した。また、カーボンニュートラル宣言に基づく脱炭素社会の実現に向けての取り組みも報告した。
日程第3では、提出された議案が一括で議題とされ、内田市長から39件の議案に関する詳細説明がなされた。主な議案には、個人情報保護に関する条例制定や、職員の勤務形態に関する改正案などが含まれていることが強調された。
今後この定例会では来年度に向けたあらゆる政策の議論が行われる予定で、特に新型コロナウイルスに対する市全体の対応策や経済対策についても重要な議題となる見通しである。議会の議論は、地域の市民生活に大きな影響を与える重要な部分であり、その進展が期待されている。