令和3年2月の定例会では、いわき市の将来的な取り組みや新型コロナウイルス対策について様々な意見が交わされた。
特に、新型コロナウイルス感染症の影響に対する支援策が重要な議題として取り上げられた。「息が抜けない状況ですが、私たちは 生きていかなければならない。」と述べたのは、17番の大友 康夫君。彼は、特に若い世代の就職支援の必要性を強調した。
また、新型コロナウイルスの影響を受けた新しい事業者に対する支援策も議論された。「まだまだ中・小企業や個人事業主への支援策は必要です」と述べたのは、産業振興部長の小松 尚人君。これまでの成果を基に、更なる支援が求められている。
加えて、いわき市では大規模災害に対する備えも重要なテーマとなった。今年3月に東日本大震災から10年を迎えるにあたり、「災害への備えは、教育や支援の強化が鍵です」との発言もあった。市は、これまでの課題を踏まえた施策を今後の方向性としている。
また、教育委員会の高田 悟君は市内の学校施設の整備状況にも触れ、特に老朽化した校舎や体育館の補修後もさらなる改善が求められている状況を示した。「生徒の学びの場をより良い環境にしなければなりません」と述べた。
さらに、環境面では、いわき市環境基本計画(第三次)の策定に関する進捗が確認され、「市民の生態系への理解が重要です」と強調された。
加えて、事業の推進にあたり市民や事業者との連携が重要であることも指摘され、市は地域での意義のある活動への支援を継続していく姿勢を示した。市は、資源の効率的利用や持続可能な発展を目指し、特に生物多様性に関する施策の重要性を再認識した。
最後に市長の清水 敏男君は、これらの取り組みの中で市民の豊かな生活を守るため、市として効率的に資源を活用し、魅力的な地域づくりを目指す意向を表明した。市の現在の取り組みと未来に向けた道筋は、地域の復興と発展において克服すべき課題であることには変わりない。特に、若者の雇用創出や高齢化社会における支援、そして環境対策など、様々な分野において、着実で具体的な行動が求められる時期に入っているといえるだろう。