令和5年2月22日、いわき市議会は定例会を開き、市政一般に対する質問が行われた。本日は、市内の教育や医療問題、地域づくりおよび空き家対策に関する議論が展開された。演壇に立った馬上卓也議員は、学びの確保とモチベーションアップの必要性を強調した。特に市内小・中学校の学力向上チームの取り組みを評価しつつ、校長や教諭のモチベーション維持が鍵と訴えた。教育長の服部樹理氏は、学校カルテを用いたエビデンスに基づく改善策を提案し、現場のモチベーション向上に意欲を示した。
次に、地元の医療問題についても重要な意見が上がった。市立いわき医療センターの医療的維持管理体制が強調され、医師の確保に向けた取り組みが模索されている。市長の内田広之氏は、地域医療支援の整備や、いわき医療センターの役割についての認識を述べた。特に、地元出身の医師を育成することの重要性に言及し、県内の高校との連携強化を図る方針を示した。
地域づくりに関しては、小名浜地区の都市作りに注目が集まった。報告によると、地元のまちづくり市民会議が策定したグランドデザインが地域の活性化につながることが期待されている。一方、空き家問題に対しては、再利用可能な物件の促進や管理不全な空き家への対策が必要とされ、特定空き家等に対する認定や改善指導が行われたことが強調された。
特に、教育分野においては、厳しい環境の中でも希望のある改革が進められ、医療問題との関係が深くなっていることが再確認された。今後も市民が安心して生活できるよう、教育や医療、地域づくりが一体となった取り組みが求められている。