先日、令和3年12月7日の定例会で市政一般に対する質問が行われ、いくつかの重要課題が議論された。この会議では、特にいわきFCのスポーツを通じたまちづくりに関する取り組みや、教育旅行の誘致についての質問が多く寄せられた。
いわきFCに関する質疑では、今シーズンのJ3昇格が決定し、その影響で市民の士気が高まったことが強調された。市長の内田広之氏は、いわきFCの存在が地域の活性化や市民の一体感を醸成すると述べ、連携を深める重要性を訴えた。このクラブは地域のスポーツ振興に貢献し、応援を通じて人づくりやまちづくりにも寄与している。
続いて、小野邦弘議員は、教育旅行の促進について言及し、ウィズコロナに対応した新たな観光戦略として、日帰り教育旅行の推進を提案した。コロナ禍での変化にあわせて、周遊観光や体験型プログラムの導入が求められており、具体的なプランとして教育旅行の助成制度創設の必要性が指摘された。
防災訓練や災害に関する質疑もあり、緊急事態に対する備えの重要性が再確認された。特に、地域住民の参加を促進するため、実効的な防災教育の必要性が強調された。各市議員は、防災意識が高まるよう、地域全体で取り組むことを求めた。
また、環境整備に対する意見も多く挙げられ、交通量の多い場所での自転車道の整備が急務であることが認識された。特に、自動車と歩行者の共存を見据えた自転車通行の促進が強調され、それに伴う安全対策を求める声があった。
最後に、食物アレルギー対策では、公立保育所における対応や改善点が指摘された。アレルギー物質に関する事故の事例を教訓とし、細かい注意や責任の共有が必要であるとの意見が多く聞かれた。今後も、手厚いサポート体制の構築が求められている。
今回の定例会では、地域の課題への具体的な取り組みが求められ、市側も市民の声を重視した施策を進めるため、各種支援策や連携体制を見直す必要性が認識された。