いわき市議会が開催され、様々なアジェンダが取り上げられた。議員たちは新型コロナウイルス感染症による影響や地域経済の活性化についての質問を行い、市の様々な施策について意見を交わした。
特に、新型コロナウイルス感染症に対する対応として、多くの議員が感染症対策の重要性を指摘した。感染拡大を防ぐための検査体制や市民への広報が急務であると強調された。小菅悟君は、「新型コロナウイルスが全世界で猛威を振るっている。この状況を受けて、適切な相談・診療体制の整備が求められている」と述べ、具体的な体制の整備について質問した。
次に、常磐湯本町のまちづくりについても議論が行われた。小菅悟君は「駅前の再生、老朽化した市営住宅の利活用が求められている」とし、地域の活性化に向けた施策の裏付けを強く要望した。市長の清水敏男君は、「地域の皆様と連携し、持続可能な街づくりを進めてまいりたい」と回答した。
さらに、農業振興に関する質問もなされた。市の農業の現状について説明があったが、いわき市の農業は高齢化と担い手不足が課題であるとのことだ。田畑の高齢化と共に、若手農家の支援策が求められ、市の農林水産部長は「新しい施策を導入し、担い手の確保に努めます」と述べた。
また、農業用ため池の管理についても重要な視点として取り上げられた。これらの池は水資源や生物環境保全に寄与しており、その維持管理が急務であるとされ、部長は「地域住民との協力体制を強化し、適正な管理に努めてまいります」と述べた。
最後に、雇用対策の強化が求められ、多くの雇用を生み出すための施策が議論された。新型コロナウイルスの影響を受け、特に若年層への支援策が必要であると感じられ、産業振興部長は「市独自の企業誘致施策を強化し、地域の活性化を図っていきたい」と答えている。