令和元年6月27日、いわき市の議会定例会が開かれ、多くの議案が審議された。
本日は合計29件の議案が上程され、各常任委員会からの報告が行われた。
特に注目されたのは、議案第18号の令和元年度いわき市一般会計補正予算(第2号)である。
市民生活常任委員会委員長の福嶋あずさ氏は、この補正予算案に関連して、幼児教育・保育の無償化に伴う給食費の新たな設計について質疑が行われたと述べた。
この議案では、無償化の対象外となる副食材料費を徴収するためのシステム改修費が計上されている。
例えば、額面通り月額4,500円の支払いを保護者に求める可能性があることが説明された。
市民からは、給食費が保育料として捉えられていたため、無償化の実施がもたらす影響についての疑問の声が上がっている。
これに対し、福嶋氏は、保育の目的における給食の重要性を強調し、無償化の理念に反する部分があることを指摘した。
また、田頭弘毅氏も賛成討論を行い、システム改修が行われることの必要性について言及した。
さらに、産業建設常任委員会よりは、風力関連産業集積に向けた環境分析や地域企業技術力等にかかわる調査が予定されている。
委員会では、「風力産業に関する企業の掘り起こしを行い、地元企業が参入する環境を整備したい」との考えが示された。
これに関して山守章二政策総務常任委員会委員長は、いわき市も国や県とも連携し、インフラ整備については「協議を進めていきたい」と述べた。
今回の会議で様々な議案が可決に至ったが、特に無償化関連については、今後も様子を見守る必要がありそうである。
本日は全体的に、子育て支援及び市の活性化に関する議論が活発に行われ、今後の動向が注視される状況だ。