いわき市は、令和元年6月17日の定例会において、さまざまな議題を喫している。多くの議員が参加し、地域課題の解決に向けた意見が交わされている中、特に注目を集めたのが、地元大学と高校の再編問題である。これにより、地域の高等教育がどのように変わるのかが市民や教育関係者の間で関心を呼んでいる。
この議題に対して、「学校再編が進む中で、地域の教育が置き去りになっているのではないか」と指摘する声もあり、教育委員会は現地調査の実施と地域の保護者への情報提供を行っている。
また、再編に伴う子供たちの進学に対する不安を解消するため、教育環境の整備が求められており、小名浜高校といわき海星高校の統合計画や、湯本高校と遠野高校の統合問題は深刻なものである。市長はこれらの高校が地域において果たしてきた役割や重要性を認識し、関係者の意見を聞く場を設けることが必要だと強調した。
さらに、地域医療や消防行政においても女性消防職員の活躍が求められており、活動促進のための取り組みについても意見が交わされている。市は、女性職員の採用拡大や独自の支援プログラム導入に務めている。
さらに、国民健康保険についても議題に。”国保事業の運営や税率に関する懸念が表明され、加入者への負担軽減策を求める市民の要望が強まっている。本市は国保税の据え置きを決定し、基金からの繰り入れで安定的な運営を図ろうとしているが、長期的には国からの支援強化が求められる構造的な課題が残っている。
最後に、市は地域活性化に向けた新たな観光まちづくりビジョンを策定、地域資源や文化の発信についても多角的な取り組みへとシフト、その中で地域の参加を促進し、郷土愛を育む施策が進められている。