令和5年6月7日に行われた定例市議会で、小野潤三市議は人材マネジメント改革や職員評価制度の導入について質問をし、その重要性を強調した。
特に人材マネジメントについて、小野議員は、いわき市役所の職員が組織の成果を上げるためには高いモチベーションを持つことが必要であり、これを実現するためには新たな人事制度改革が重要であると述べた。
人事評価制度の改革については、具体的に目標管理型の制度が導入されることになり、その目的や期待される効果についても具体的に言及した。新制度では、職員が自らの目標を設定し、達成度に応じて評価される。一方、導入にあたっての課題や従来の制度との違い、先行自治体の成功体験についても言及され、慎重な運用が求められた。
また、小野議員は、職員育成の基本方針の見直しが必要であり、能力開発の観点から次世代を担う人材をどう育てるかが重要であると強調した。
さらに、職員採用の基準についても触れ、魅力ある組織作りのためには市の特性に応じた人材戦略が必要であるという観点から、広報活動の重要性について質問した。特に、自らが市の一員として生活する地域を理解し、愛着を持つことが、Uターン就職につながるとの見解を示した。
小野議員は、特に若者世代に対して、いわき市での魅力的な働き方や生活の質を発信する重要性を再度訴えた。社会全体の流れに対して、いわき市も積極的に取り組まなければならないと警鐘を鳴らした。
また、子供たちの教育環境にも触れ、特に乳幼児期は重要であり、保育士の環境整備が急務であるとし、ハード面だけでなくソフト面の質の向上も求め、適切な配置や人材確保の重要性について協議がなされた。
これらの議論を通じて、議員たちは、教育や人材育成が地域の未来に繋がる重要なポイントであり、今後も市民の声を反映し、より良い組織改革に努める必要性を再確認した。